りょこうのまえに

※ノンフィクションです。
和歌山行きの朝はですね、5時半起床の予定だったんです。
行き先が田舎だからすんごく時間がかかる上、電車の本数も少ないし。
だから早起きして行かなきゃ、ということで。
・・・でもね、私、ついついいつもの癖で、2時過ぎまでマンガ読んじゃったんですよ。
やっべ、早く寝なきゃ!と思いつつ、止まらない。

そしたら、外で何か、大きな音がしたんですね。

でもまぁ、普段から夜中でもうろついてる人が割と多い町なので、特に気にすることも無かったんですよ。隣の家に誰か帰ってきたとか、そんなとこだろうと。車のドア閉める音とかって、夜だと結構響くじゃないですか。

しばらくして、今度は何か、パチパチいう音が聞こえてきたんですね。

まぁそれも気にしてなかったんですよ。小さい音だったし。
そろそろ寝ようと、凝ってしまった肩とか背中を解すべく、ストレッチを始めた私。
この時点で2時半頃ですね。

でも、いくら小さな音とはいえ、それがずっとパチパチいってればさすがに気になりますよね。

ちょっと、何やってんの隣の人。何だよこの音、地味に煩いよ。
そう、「パチパチ」って、例えるなら、薪を燃やしてるような音 ――― 。

・・・ん?
・・・まさか、ね。うん。

あ、隣の家、今雨戸開けるような音した。
女の人の声・・・おばさん、かな?声がしたって事は、外に誰か居んのかな。
非常識なお客さんでも来たのか。それとも遅くなった子供に文句でも言ってるのか。

私の部屋の窓は閉まってるので、何を言ったかまでは聞こえません。
ついでに言うなら窓は背伸びして手を伸ばしてやっと届くくらいの高さにあるので、もちろん外の様子も見えません。音の正体が解らないのは見えないからなんですよ。

・・・そうだよ、窓閉まってるし―――
なんか焦臭いような気がするのも、気のせいだよね。

そんなことを考えてながら窓を見上げていた、次の瞬間。

ボンッ という音と共に、一瞬明るくなった窓の外。

・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・えぇぇえぇぇええええ!!?

え、ちょ、いや、・・・えぇ!?マジで!?

夜中だけど構ってられない、バタバタと音をたてながら1階に降りて(私の部屋は2階)、
雨戸の閉まっていない、台所の窓から外を覗 ―――

覗く前から、どうみても不自然に明るい窓の外。

窓を開けると、火の手が上がってる隣の家 ――― の、車。

ギャアァァァア!!!
ちょ、マジで燃えてる!燃えてるよコレ!!えぇぇえええ!?
しょ、消防車とか、呼ぶべき!?でもこれただの私の夢とかだったらどうしよう!

そんな大きな火ではない。とはいえ、隣の家の庭は狭い。つまり車と家との隙間も狭い。しかも庭にはもう1台、車が止まってる。燃え移ったらえらいことに。どうすれば良いか解らない。
つかなんで誰も起きてこないのうちの家族!!!

とりあえず、またもバタバタと廊下を走り、両親を起こしに行く私。
ねぇ、なんか、そこ燃えてるんだけど!

・・・なんか、もうちょっと上手く説明できなかったのか、と。

「え!?燃えてる!?何処が!!?」
飛び起きる両親。どうやら我が家が燃えてると思ったらしい。そりゃそうだ。

もう一度台所に戻り、両親と3人で明るくなってる外を覗く。やっぱり燃えてる。
よし、少なくとも私の幻じゃなかったことだけは確かだ。

さっきはパニクってて見えてなかったけど、どうやら隣のおじさんとおばさんが消火活動をしてるらしい。あぁ、おばさんの声はコレに気付いたからだったのか。
でもちょっと待って、そんなスプレーみたいな消火器で消えるもんなの、この火は?

そのうちホースで水をかけ始めたおじさん。
少しずつ、火が小さくなってきたような気がします。
心配そうに見てた両親も、「まぁこれなら大丈夫だろ。無理なら自分たちで消防車呼んでるだろうし」と寝室に戻り始めました。・・・え、軽くない?「つかお前まだ起きてたのか」うを、やっべ!
仕方ないので、私も自室に戻ります。確かに、目に見えて火が小さくなってきたことだし。。

2階に上がると、今更聞こえてきた消防車と救急車のサイレン。
遅いよ!もう鎮火しそうだよ!!
・・・ん?救急車って、要るの?

近所の誰かが通報したのか、それともおじさんたちが自分で通報したのか。
消防車は、大小含め3台ほど駆けつけてました。・・・ちょっと多い。
サイレンの音で起きたのか、野次馬も少し集まり始めてました。

そんな状況を2階の窓(燃えてる方とは反対についてる窓。こっちは低い。)から見ていたところ、1階で誰かが歩いてる気配が。
・・・父さんたちはもう部屋に戻ったんだし、婆ちゃんが起きたのかな?

気になってもう一度台所に降りてみると、やたらと煙臭い。
・・・え、なんで?窓はちゃんと閉めたよね?煙ってそんなに入り込んでくるものなの?
と、思ったら。
勝 手 口 が 、 全 開 。 
そりゃ臭いわ!誰だよ野次馬しに行ったの!婆ちゃんか!?
母も再びやってきて、「何この煙臭さ!」と窓を確認。いや、原因は勝手口です。
ぶちぶち文句を言いつつ母が勝手口のドアを閉めに行って、ふと庭を見ると、
塀 か ら 隣 を 覗 く 父 。
あんたかよ!もう良いだろとか言ったの誰だよ!!
野次馬すんのは勝手だけどせめて戸は閉めて行ってくれ!!

私もぶちぶち言いつつ2階に戻ると、今度は隣の部屋で窓を開ける音が。
・・・姉が、ようやく起きたらしい。
そりゃあね。あんだけサイレン鳴ってりゃね。
でもそっちの窓開けても見えないんじゃない?高すぎて。
それって(姉ちゃんの部屋と欄間で繋がってる部屋の)私が臭いだけじゃない?

思わず「窓開けたら臭いよ」と声をかけると、
「なんか、隣燃えてるけど」
・・・まだ寝ぼけてるんじゃないの、この声は。てゆーかもう燃えてないよ。鎮火したよ。
何があったのかを聞いて目が覚めたらしい姉は、「臭!煙臭ッ!!」と言いながら台所に見に行ってました。後で聞いた話では、その頃妹も(父に付いて)庭に見に行ってたとか。
・・・何故うちの家族はこんなにも野次馬根性全開なのか。

そんなこんなで、ようやく寝ようと思えたのが3時15分。当然、外はまだザワついてたけど。
実際寝たのは3時半くらいだったと思います。2時間睡眠だぜコノヤロウ。


――― 車が燃えてたってことは、やっぱり放火ですよね。
「ハァハァ・・・車たん・・・燃え〜・・・」とか言ってたヤツが居るってことですよね(ネウロ)。
去年辺りから、うちの市内では放火によるボヤが連続してるらしい、ってことは聞いてたけど。
すぐ近くの家でもあったらしい、ってことも聞いてたけど。当然、実際に目撃したのは初めてです。
知ってたけど、私の住んでる辺りはやっぱり物騒なんだと再確認。マジ怖い。
そんな旅行前夜。てゆーかもう当日。
旅行から帰って家無くなってたらどうしようかと思ったね。
無事帰宅できました。よかったよかった。
COMMENT : 2
TrackBack : 0
Category : 日常つれづれ |

COMMENT

ありがとうございます。
元は白に近いグレーだったのに今や真っ黒になってしまったお隣の車は、今朝レッカーされてゆきました。

火って怖いですね。モルモも火の元には気をつけて。
2008/03/29(土) 21:57:04 | URL | わくせー #AkE1BjFg[編集]
コウェェエエエェ

わくせいさんが無事でなによりです。
2008/03/29(土) 08:34:41 | URL | molmo #-[編集]

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Author:わくせー
幼稚で負けず嫌い。
発言が常に言い訳がましい。
ジャイアンとジャイ子を足して2で割ったような女。要するにマンガ好きで音痴なブタ。

なーんかたのしいことないかなー


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